テネシー州のヘルスケア産業について


 
テネシー州、特にナッシュビル地域においては、ヘルスケア産業が集積しており、主要な産業の一つとなっています。ヘルスケア産業は、一般的に生命科学の一つとして知られていますが、それ以外にも多くの異なった分野に関わりを持っています。
テネシー州には、主要な医療機器メーカーとして、Smith & Nephew(Memphis)、Medtronic(Memphis)、Wright Med Tec(Memphis)等が所在しています。
また、バイオ企業(バイオテクノロジーを薬品、食品、化学製品などの工業製品その他に応用する企業)として、Aegis Sciences(Nashville)、Mars(Franklin)、Berg Pharma(Nashville)のような企業が所在しています。
このような企業は、Vanderbilt University、Oak Ridge National Laboratory、University of Tennessee、St. Jude Children’s Research Hospital等の有力な研究所等と協力し開発を行っています。

●テネシー州は、生命科学分野において以下のような状況であり最先端を走っています。
 ・医療に関する研究所の数         約 560ヵ所以上
 ・ヘルスケア産業関連企業・機関      約1,500機関
 ・医療関係機器等の輸出額         全米 第2位
 ・GDPに占める公共研究の比率の高さ  全米 第8位

●テネシー州の医師関係の状況
 ・医師数              14,026人
 ・医師関係者からの税収額 6億1,880万ドル
 ・医師関係者の直接雇用数 64,914人
 ・医師関係者の間接雇用数 78,315人
 ・医療関係者の賃金総額   117億ドル
 ・医師関係者の利益額     201億ドル(GDP(テネシー州)の7.2%)

●テネシー州のヘルスケア産業関係による雇用数の変化
2,000年10月 249,400人 (全体に占める割合  9%)

2,014年10月 351,100人 (全体に占める割合 12%)

●テネシー州におけるヘルスケア産業の成長(対GDP)
・ヘルスケア産業・サービス
2,000年 132億4,100万ドル(7%)

2,013年 284億9,900万ドル(10%)

・外来医療サービス
2,000年  66億9,000万ドル

2,013年 134億4,100万ドル

・入院等の病院サービス
2,000年  58億7,300万ドル

2,013年 126億3,700万ドル

●ヘルスケア産業の動向について
ヘルスケア産業は、人間の健康は景気の良し悪しに関わらず普遍的なものであることから、伝統的に景気の好況不況に左右されにくい産業とされています。
また、ヘルスケア産業は、今後米国においては、ベビーブーマー世代が仕事を退職し、老後生活に入り続ける局面にもあることから、同業界の将来展望について良好な見通しとなっています。

 

(了)