新型コロナウイルス関連情報(ミシシッピ州における経済再開について)

令和2年6月3日
5月27日,ミシシッピ州のテイト・リーヴス知事は,「Safer Return」と題する,州内における規制を緩和し,経済活動の再開を継続する一方,州民に対し集会人数の制限や,抵抗力が弱い者に対し自宅待機を要請する行政命令の発出を行う予定である旨発表しました。概要は以下のとおりで,6月1日から6月15日までの間の措置となりますが,詳細は行政命令本文をご確認下さい。
 
1 規制の一部継続と緩和
(1)州民のうち,65歳以上の者や基礎疾患があるなど,抵抗力が弱い人々は,引き続き,可能な限り不必要な活動を制限し,自宅待機するよう要請される。
(2)引き続き,ソーシャルディスタンスを確保し,感染予防措置をとる。
(3)集会人数に関し,ソーシャルディスタンスが確保出来ない場合は,屋内は20人以内,屋外は50人以内に制限される。確保出来る場合は,屋内は50人以内,屋外は100人以内に制限される。
(4)全ての旅行は再開出来るが,不要不急の旅行は出来る限り控え,CDCのガイドラインに従う。
 
2 経済活動の再開
(1)全ての経済活動や非営利団体は,制限付きで活動再開出来る。可能な限りテレワークが推奨され,活動再開する全ての雇用主は,ソーシャルディスタンスの確保など州保健局及びCDCの定めたガイドラインに従うことが求められる。
(2)小売業,レストンラン及びバー等は,収容可能人数の50%の制限で活動出来る。(3)COVID-19の感染者及びその症状がある者は自宅待機しなければならない。雇用主は感染者を働かせてはいけない。手洗いの励行など感染予防措置を取る必要がある。感染者が出れば報告する。
(4)理容店,スパ,タトゥーショップ,ジム,図書館なども再開出来る。
 
3 医療行為
(1)不急の医療措置や手術などがガイドラインに従って再開出来る。
(2)医療施設は,キャパシティを25%確保する必要がある。
(3)不急の医療措置について,個人用防護具(PPE)の使用は最低限とする。
(4)全ての患者に対し,事前にスクリーニングを実施する。スクリーニングは可能であれば屋外で実施する。
 
4 屋外及び屋内での活動
(1)屋外は,州公園,公立プールが開放され,釣り大会も再開可能となる。
(2)屋内は,ボーリング場,ローラースケート場などが開放されるが,ソーシャルディスタンスの確保や定期的な消毒など定められたガイドラインに従う必要がある。屋内娯楽施設は,収容可能人数の50%以内に制限される。
 
5 その他
(1)カンファレンスセンターなどは,収容可能人数の25%以内で再開出来る。
(2)公立学校は,6月1日からサマーキャンプなど対面授業などのために建物の開放が可能となる。

 

6 州知事が発出予定の行政命令については,以下をご参照ください。

https://mcusercontent.com/08cb3e52aa1308600f84d49ea/files/f0aaec97-bda1-4120-9b8d-c7f77f2dbd0c/Executive_Order_1492_Safe_Return.pdf

在留邦人の皆様におかれては、行政命令の遵守に努め,引き続き関連情報の収集に努めて下さい。