カート・ギッター博士及びアリス・イェレン・ギッター氏の在外公館長表彰
10月10日(土曜日)、当館は、ルイジアナ州のニューオリンズ美術館(NOMA)において、故カート・ギッター博士及びアリス・イェレン・ギッター氏への在外公館長表彰式を実施しました。カート・ギッター博士は、在外公館長表彰が決定した直後、本年3月に逝去されましたが、渡邉総領事は、カート・ギッター博士及びアリス・イェレン・ギッター氏に対し、日本とルイジアナ州との相互理解の促進及び友好親善への多大なる貢献と、その卓越した功績を称え、在外公館長表彰を授与しました。
故カート・ギッター博士と妻のアリス・イェレン・ギッター氏は、50年以上にわたり、江戸時代の絵画や現代陶芸を中心に日本美術の収集に努めてこられました。同夫妻は、そのコレクションのうち数百点に及ぶ極めて貴重な作品を全米の美術館に寄贈し、特にニューオリンズ美術館における日本美術コレクションの充実に寄与されました。また、世界各地の美術館での展覧会開催により、日本美術を通じた対日理解の促進に多大な貢献を果たしてこられました。
御夫妻はさらに、1997年に「ギッター・イェレン財団」を設立し、私邸の敷地内に「ギッター・イェレン・アート・スタディ・センター」を開設、数十年にわたり、大学生や大学院生のインターンを受け入れて育成に尽力したほか、日米の研究者や大学院生を対象とした研究会を数多く主催されてきました。これには、テュレーン大学、ハーバード大学、プリンストン大学、コロンビア大学、また日本の東京大学、学習院大学、慶応義塾大学、京都大学などの研究者たちが参加しています。これらの美術史教育プログラムは、多くの日本美術専門家を育成する上で、極めて重要な役割を果たしました。
※在外公館長表彰は、日本と諸外国、または地域との相互理解、友好、親善の促進に顕著な貢献をした個人または団体をその地域を管轄する日本国の在外公館長が顕彰するものです。