
平成22年9月16日
在ナッシュビル総領事館からのお知らせ(テネシー州主要都市の犯罪発生動向)
1.FBI(連邦捜査局)のユニフォーム犯罪統計(全米の各警察・捜査機関から報告された各犯罪統計の総集計)によると、2008年から2009年にかけて、米国全土において犯罪は減少傾向を示しています。殺人、傷害致死、強姦、強盗、暴行・傷害等の強行犯罪は、5.3%の減少、侵入窃盗、非侵入窃盗等の財産犯は4.5%の減少が報告されています。
2.テネシー州の主要都市についても、下記のとおり、強行犯罪は減少傾向が見られます。
2008年 2009年
ナッシュビル 8404件 6959件 1445件減
メンフィス 12937件 12055件 882件減
チャタヌーガ 1875件 1792件 83件減
ノックスビル 1992件 1966件 26件減
3.強行犯罪の中の殺人事件に焦点を当てると、下記のとおり、ナッシュビルだけは漸増しておりますが他都市は全て減少しています。
2008年 2009年
ナッシュビル 76件 77件 1件増
メンフィス 138件 132件 6件減
チャタヌーガ 20件 17件 3件減
ノックスビル 28件 22件 6件減
4.ノックスビルの殺人事件数を他州の人口がノックスビルと同規模の都市と比較すると、下記のとおり、他州の同規模都市も同様に減少しています。
2008年 2009年
ノックスビル 28件 22件 6件減
ハンツビルAL 18件 13件 5件減
ジャクソンMS 18件 13件 5件減
コロンバスGA 30件 13件 17件減
5.また、TBI(テネシー州捜査局)の犯罪統計によっても、同州全体の総犯罪認知件数は減少傾向にあることが報告されています。
6.在留日本人の方にあっては、犯罪統計を一つの防犯上の参考資料としていただきますとともに、犯罪統計の数字が減少したと言えども、犯罪に対する警戒心を緩めれば被害者になる確立が高まると言うことを忘れずに、日々の防犯対策に努めていただきますよう注意喚起いたします。
在ナッシュビル総領事館 警備班